中央企画株式会社
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2020年02月20日
不動産取引のススメ

あなたに合った構造は?注文木造住宅の工法と特徴

多摩センターを中心に40年以上地域密着で営業を続けるLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社です。
住宅を購入する前の家族会議で、キッチンや間取りなどの他に「どんな構造の家がいいか」ということも話し合われるのではないでしょうか。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造等の構造はありますが、今回は木造建築に着目します。
「木のぬくもりのある家がいい」等の進んで木造建築を選択する場合や「コストを出来る限り抑えたい」等選択肢が限られていて木造建築を選ぶ場合もあるでしょうが、日本の注文住宅では木造建築が多くなっています。

木造建築にも種類がある

木造は、日本の注文住宅の半分以上の割合を占める工法です。
木造建築とひとことに言っても、実は建築の仕方(工法)が変われば特徴が異なってきます。
また木造建築に対して「でも所詮木造でしょ?長持ちしなさそうだし災害にも弱そう…」という不安を感じる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで古くから日本人に好まれてきた木造住宅の工法別に特徴とメリット、デメリット等をまとめてみました。

昔ながらで日本の気候風土に適した工法「在来軸組み工法」

在来軸組み工法(木造軸組工法・在来工法とも)の特徴

在来軸組み工法とは、木材を加工して作られた土台や柱や梁などの構造材を、仕口と呼ばれる接合部を組み合わせ、金物などで繋げて構造体を組む工法です。
構造体は、筋交いや構造用合板や金物で補強します。

在来軸組み工法の工期
一般的な30~40坪程度の2階建て住宅の場合、約5~6ヶ月です。

在来軸組み工法の坪単価は一般的に50~70万円が相場です。
在来軸組み工法のメリット
・設計の自由度が比較的高い
・将来的に間取り変更がしやすい
・化学物質を使わない家づくりが可能
・木材の調湿効果が期待できる
・木材の香りや温かみを楽しむことができる
・柱、梁、小屋組みなどを見せるデザインができる

在来軸組み工法のデメリット
・災害に弱い
・虫害が起きる
・比較的耐久性に劣る
・比較的耐火性に劣る
・現場作業が多いため品質にばらつきが出やすい

木造住宅の在来軸組み工法はこんな人におすすめ!
・住宅=木造だと決めている
・木の温かみが好き
・伝統工法や古いものが好き
・家づくり中は職人との関わりも楽しみたい
・自然派住宅を目指している
・土砂災害や水害などの恐れが少ない
・適切な時期に適切なメンテナンスを行うことができる
・リフォームで間取り変更がしたい
・予算に限りがある

戦後に北米からやってきた工法「ツーバイフォー工法(2×4工法)」

ツーバイフォー工法(木造枠組工法)の特徴
ツーバイフォー工法はアメリカの住宅では9割を占め、2インチ×4インチ(5.08cm×10.16cm)の角材と、構造用合板を金物で接合して、壁用パネル・床用パネル・屋根用パネルを作り、それぞれを組み合わせて箱状にし、空間を作る工法です。
ツーバイフォー工法以外にも、角材の大きさによってツーバイシックス、ツーバイエイトという工法もあります。

ツーバイフォー工法の工期
一般的な30~40坪程度の2階建て住宅の場合、4~5ヶ月です。

ツーバイフォー工法の坪単価は30~60万円が相場です。
ツーバイフォー工法のメリット
・比較的コストがかからない
・工期が短い
・気密性が高い
・比較的耐震性に優れる
・比較的耐火性に優れる
・断熱性に優れる
・全館空調と相性がいい
・工事が難しくない
・品質にばらつきが出にくい
・化学物質を比較的少なくした家づくりができる

ツーバイフォー工法のデメリット
・将来的な間取り変更などのリフォームが難しい
・比較的耐久性は低い
・虫害が起きる
・大きな開口部が作りにくい
・気密性が高いため防腐処理や結露対策が必要

ツーバイフォー工法はこんな人におすすめ!
・住宅=木造だと決めている
・洋風の外観が好き
・木の温かみが好き
・全館空調を行いたい
・自然派住宅を目指している
・土砂災害や水害などの恐れが少ない
・適切な時期に適切なメンテナンスを行うことができる
・予算に限りがある

SE(Engineering For Safty)工法は訳すと「工学的で安全な工法」

◆SE工法

SE工法は木造耐震工法のことで、品質が明確にされた構造用集成材を耐久性に優れたSE金物で接合し、RC構造や鉄骨造と同じラーメン構造で住宅をつくる工法です。
住宅の場合は3階建て以上や、比較的大きな面積の建物で用いられることが多いです。

SE工法の工期
40坪程度の3階建て住宅の場合、約5~6ヶ月です。

SE工法の坪単価は60~90万円以上が相場です。
SE工法のメリット
・構造計算を行うため、確実で優れた耐震性と耐久性がある
・耐火性に優れる
・環境にやさしい
・大空間が作れる
・設計の自由度が高い
・大きな開口部が作れる
・構造体を見せるデザインができる
・最初の設計次第でリフォームによる間取り変更が可能
・火災保険が比較的安い

SE工法のデメリット
・比較的工期がかかる
・比較的コストがかかる
・工事中の変更への対応が難しい
・化学物質の使用量が多い
・歴史が浅いので、実績が少ない
・工事ができる会社が限られる

SE工法はこんな人におすすめ!
・住宅=木造だと決めている
・木の温かみが好き
・自由なデザインの木造住宅が作りたい
・環境に配慮しつつ大規模な住宅が作りたい
・木造で耐火建築物を作りたい
・防火地域で狭小地のためRC造やS造の建築が困難
・予算に余裕がある
・将来的な売却を計画している

木造建築のここが気になるポイント

上記のように各工法によってメリット、デメリットがあります。
予算やデザイン、化学物質の使用量の有無(私はここが気になります)などをよく検討して決められた方が良いかと思います。
最後に、木造建築で不安に感じやすいポイントをQ&A形式で紹介していきます。


Q1.木造住宅は耐久性が低いんじゃないですか?

木は腐敗してしまうなど耐久性に難があるという印象の方が多いのではないでしょうか。
確かに湿気には弱いですが、木造住宅は手入れ次第で長持ちさせることが可能となります。
古くからある寺院やお屋敷など、築100年以上経過した木造住宅もありますし、世界最古の木造建築物である法隆寺の五重塔に至ってはその10倍以上の築1200年以上経過しても健在です。
当然ほったらかしにしていてはこれほど長持ちさせることは出来ませんが、手入れをしっかりと行えば木造建築は耐久性のある構造なのです。

Q2.木造住宅は防火性が低いんじゃないですか?

焚火にしろキャンプファイヤーにしろ木を燃やしていますし、「木は燃えるもの⇒木造住宅は火に弱い」というイメージはあるでしょう。
実際燃えはしますが、燃えつきにくくもあるのです。
木造建築物が全焼した姿を現場にいたりニュースで見たことがあれば、柱と梁が残っている姿を確認できるかと思います。
枝や薄い板であれば燃え尽きてしまい脆くなってしまいますが、太い木材であれば表面が燃えることでその部分が「燃えない炭化層」となり中心部まで燃え尽きることを防いでくれるのです。
この性質等のため、木造建築は防火建築物にも認められています。


Q3.木造住宅は食べられて脆くなってしまうので、シロアリに弱いのではないですか?

結論としては「昔は弱かったが、今はそれほど心配しなくても問題ない」となります。

昔の木造建築であれば、基礎が布基礎という住宅の下の地面が露出していることが一般的でした。
そのため地盤面からシロアリが侵入してしまう危険性があるのです。
しかし現在の基礎はベタ基礎という底一面を厚いコンクリートで覆う基礎が主流となっています。

シロアリはガラスと陶器以外は何でも食べると言われていますが、流石のシロアリも厚いコンクリートを食べ続けるのはほぼ不可能であると言えます。
また布基礎であっても、最近は鉄筋なしの薄いコンクリートで地面を覆い露出させないことが多くなっているようです。
流石に「絶対に大丈夫!」と断言することは出来ませんが、イメージされているほどシロアリに弱いというわけではないでしょう。

いかがでしょうか。
木造建築に対して不安に感じていたことが、「意外とそうでもなかった」と感じることが出来たのではないでしょうか。
木造住宅には木造住宅ならではのメリットがありますし、不安に感じている部分も調べたり話を聞くことで解消されるかもしれません。
ネットで調べても色々な情報は出てきますし、専門家に相談して参考にしてみてください。
多摩センターのLIXIL不動産ショップ 中央企画株式会社でした。

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